金縛り心霊現象と初めて見た幽霊について医学的&オカルト的に本気で考察してみた

金縛り心霊現象と初めて見た幽霊について医学的&オカルト的に本気で考察してみた 心霊現象・幽霊
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入眠時幻覚は夢!「夢」の特徴と比べてみれば心霊現象と区別できる!?

私がもっとも疑問に思ったことは、こんなにハッキリと自分自身として体験していることが、脳が夢を見ていることによる現象であり得るのか?という問題です。
今回の心霊現象的な経験が、夢に当たるのかどうか、まずは夢の定義を確認してみましょう。

夢とは、ヒトが睡眠中に体験する明瞭な感覚・意識体験であり、現時点でもっとも妥当と思われる夢の定義は、「ヒトが睡眠中に受容する、感覚・イメージ・感情そして思考の連続体であり、以下の6つの要素を有する。
(1) 幻覚様のイメージ体験、(2) 物語風の構造、(3) 断続的で不調和、不安定な奇異的知覚特性、(4) 強烈な情動性、(5) 体験していることをあたかも現実のもののように受け入れる、(6) 忘れやすい」というものであろう[1]。

https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%A4%A2#:~:text=%E5%A4%A2%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%8C,%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%82%82%E9%80%B2%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82

私が体験した心霊体験には夢のようなストーリーはなく、起きて目を閉じているときと同じ感覚で、ただただ目が明かずに金縛りに遭っている状態です。
うっすら目を開けられたとき、見えるのは実際の自分の部屋で、おかしなところは一切なくおそらく実際に見えていました。
見えない相手だけが夢だということになりますが、その見えない誰かも、妙な行動をとるというよりはリアルな人間の行動のようです。
さらに、時系列が前後したりすることもなく、気が付いてから金縛りが解けて目が覚めるまで、きちんと流れを把握していました。
体験したことをあたかも現実のように受け入れるというのも、実際に人が居ないことを確認するために目を開けようとしたり、幽霊ならやってみよう!と思って念仏を唱えてみたりした、私の意識とは違います。
お守りを落とした光景を見たと思ったのに落ちていなかったときに関しては、夢と一致する特徴を持っていたと思いますが、おそらくそのときは単純に他のときよりも意識レベルが低く、そのときは普通に夢を見ていたように思います。

これらの条件とは飛びぬけて、これは夢ではない、と本当にゾッとした理由が一つあります。
最初はよからぬ目的でソワソワと触ってきていた見えない相手が、段々と私に対して怒り、抑えつけてくるようになったんです。

もしいつまで経っても、同じことをされるだけなら、私がその行為に対して恐怖症的な心的ストレスを感じていて、それを毎回夢に見ているということも考えられます。
とにかく男性からわいせつされることが怖い、嫌で仕方がないので、夢でシミュレーションすることでそれを克服しようとするというのは、夢の構造としてあり得る話です。相手の様子が毎回少しずつ違ったり、別の展開があるというのも、夢らしいでしょう。
ただ、私はまず、相手が本物の男性ではないと気づいた時点で、相手のことを怖がっていません。ちなみに、私生活でも男性に怖い思いをさせられたことはなく、男性恐怖症とはまったくもって程遠いです。
見えない相手に対して何か特定の感情があるというよりは、とにかく常にそれが嫌で「いなくなれ!いなくなれ!」と毎回念じているだけです。夢でいうと、嫌いな虫が大量に出てくる夢に感覚は一番近いですが、それにしても夢だとはどうしても思えませんでした。

夢であるとの説とは別の興味深い見解として、脳が辻褄を合わせようとして幻覚を作り出すというものがありました。金縛り状態になった際に、自分に起きている現実が認識できず、身体が動かないことの原因を脳が勝手に作り出して解釈しようとする、というような考え方です。そのため、大体の場合は人からのしかかられているという、睡眠時に身体が動かない原因としてもっとも体感に近い幻覚を感じるのだ、と。
人の脳は、そんなに簡単に日常的に幻覚を作り出しますか?

私が相手が本物の男性ではないと確信して毎回抵抗するようになると、まるで見えない相手も怒っているようで、私の腕などを掴んで抑え込むようになりました。何をされても痛くはないので、私は抵抗をやめません。すると段々と相手の怒りが増して、最初は身体を押さえつけるように、次は羽交い絞めにするようにと少しずつエスカレートして、最終的には私の首に腕を回して締め上げるようになっていました。このとき、ハッキリと腕の形がわかって結構太い人だと感じたので、周囲の知人の腕を見て私に生霊としてついてそうな人がいないか、探したくらいです。
人は、毎回必ず展開が前回の時点から段々と進んで戻らないという夢は、見ますか?あの人は、本当に夢の中の人物ですか? または、私の脳が作り出した思い込みなのでしょうか?

考察:実話怪談に多い、展開が進む夢

これは幽霊を見た話しではなく明確に夢の話として語られるのですが、怪談の中にはハッキリと自分の意識と記憶があり、時系列も前後することなく展開が進んでいく夢の話がよくあります。
夢で亡くなった知人に実際に会えたと思ったり、知らない相手だけれどもただの夢ではなく心霊的な夢なのではないかと疑ったり、これはもしかして予知夢なのではないか?と感じたりする、不思議な夢。
どんなにリアルな夢でも、通常人は夢のなかの出来事を「実際に経験した」とは感じません。なぜなら普通の夢は、記憶があいまいだったり、展開の途中が抜けて飛び飛びだったり、時間が前後したり、登場人物や状況に現実とは異なる奇妙な点があったりするからです。
そうではない夢を見たとき、そんな夢は滅多になくおかしいため、ただの夢ではなく、予知夢や心霊現象などの超自然的なものだと感じるのでしょう。
このようなリアルな夢について、例えばそういった夢に特有の脳波が研究によって明らかにされ、普通の夢のときとはまったく違う、現実で感じているのと同じ脳波が測定される……というのはいかにもありそうな科学的な検証ですね。

ここで一旦、オカルト的に今までの私の心霊体験を考察してみよう

実は、私は友人の付き添いで出会った霊能者に、生霊が憑いていると言われたことがあります。あまり見た目に気を遣っていない、髪の長いオジサンだと言われました。よくよく考えれば髪の長いオジサンというのは、わりと希少な特徴ですよね。そのときはあまりピンと来ないと感じましたが、知り合いに身なりは普通にきちんとしているけれど、髪の長いオジサンが居ました。その人が私生活では髪を束ねず、みすぼらしい姿で私に憑いていたのかもしれないと、うっすらと思いましたが、「そうだとしたら当たってるけど、当たった!と思うほどではないな~」なんて占い程度の受け止め方をしていました。
他にも死霊と動物霊が憑いていると言われたけれど、まったく怖がりもしないほど、興味がなかったんです。霊視は無料で、お祓いだけ有料だったので、お礼程度に「一番ヤバいやつ1体だけ祓ってください」と言ったら、1体だけなんて言われたのは初めてだと言われました。
私は人生経験として面白い「お祓い体験」のつもりだったので、取れてても取れてなくてもどうでも良かったんです。今考えると、霊能者からしてみたらビックリして当たり前ですよね。失礼ですらあります。
その無礼のせいか、(いや他の人も話を聞くとそのせいではなかったようですが)後日、その霊能者から「実は超やばいのが憑いてて、頼まれてないけど仕方なくそれ全部祓ってあげたから、十数万円を支払ってくれ」との、理不尽な要求をされました。私は普通に反論して支払わなかったため、結局言われたことはすべてうやむやになりました。

私はこの霊能者を信用しませんでしたが、心霊現象と霊能力については、いつまでも疑問が残っていたのです。
この霊能者と関わった際に、実際に起こった説明のつかない現象がいくつかあります。
一つ目は、すでに述べた通り、確かに霊能者が見たという生霊の特徴と一致しなくもない人物が知り合いにいて、生霊として憑いていてもなんら不思議はない、私を一方的に長年可愛がっている人物だったこと。
二つ目は、霊能者の家に行った際、私が体験したことです。
私は友人の付き添いで行っただけで、面白い話が聞けると思ってついて行ったんです。実際、面白いお話が沢山聞けました。

霊能者と対面して友人と並んで座り、話を聞いていたとき。霊能力の訓練として、最初に「気」を練るといったようなお話の最中だったような気がしますが、私の両耳がぱっと塞がれたんです。それも、人の手で。誰かの手がふんわりと自分の両耳を後ろから塞いでいる感覚がしました。でも、そのとき後ろに誰かがいるはずもなく、私はそれが自分の幻覚だということがわかっていました。もっと不思議なのは、私は驚きもせず、冷静にただ「あれ、誰か見えない人が私の耳をふさいでいるな」と思ったんです。実際に、耳の周りがぼやーっとした感覚はしましたが音は聞こえていましたし、手の感触自体は、「手の形」程度であまりハッキリとはしていなかったので、落ち着いていたのかもしれません。そしてなぜか、「私が気づいたということを霊能者に気付かれてはいけない」と思ったため、その場では何事もなかったかのようにふるまいました。霊能者が意味ありげな顔でこちらを見たような気もしましたが、気のせいだったようで、最後までこのことは無かったことのようになりました。

三つ目は、霊能者の家を出た直後から数日の間に、霊視をお願いしに行った友人の家族や恋人が幼児返りや錯乱状態になるなどして霊障らしきものに遭い、その霊能者に除霊を依頼すると元に戻ったということです。これについては、目の前で見てはいないのでどの程度の現象だったのかはわかりませんが、起こったことは確かです。何か、人の心をおかしくさせた何かがこのときに起こり、それが霊能者に電話をして遠隔除霊してもらっただけで治った、ということは事実なのです。

私は心霊現象を信じるに足る経験をしており、眠っていないときに自分の霊感らしきものを自覚したことがある、ということは、今回の検証において重要なポイントとなりますよね。

考察:生霊説

この件から5年以上も経ってから現れた金縛り中の見えない男は、実はこの件で指摘された髪の長いオジサンの特徴とは一致しています。ただ、付き合いは長いものの身近な相手ではないですし、他にも同じような体形で心当たりのある知り合いも何人かいました。
その一人一人に、まさかなー……と思いながらも「最近寝てるときに生霊が出て困ってるんですよー。もし〇〇さんなら、怖いからやめてくださいね」と笑い話のジョークとしてお話して周りました。みんな冗談として受け取って笑ってくれたのですが、案外本気で「その時間は仕事中だから俺じゃないよ」などとちゃんと否定してくる人もいたのが印象的でした。
実は自然と心霊現象が起きなくなったのはその後なのです。もしかして、見えない男の正体は本当にその人たちのうちの一人で、聞き入れてくれたのかしら……と思ってしまいますよね。

余談:守護霊がいた?

霊能者の家で感じた手の正体は、守護霊だったのかもしれません。身体の後ろ側から優しく手が出されたこと、そして不思議と自分が怖がらなかったこと、実際にその霊能者は信頼して話を聞くべき相手ではなかったことが、守護霊説と一致します。
ただ、それは本当にこじつけで、あとから考えるともしかしたら、「気」の力だけはある霊能者が、私を信頼させるために気の力で触ったように感じさせたのかもしれないとも考えたりしました。気功のことなど考えると、触っていないのに触った気にさせるくらいの能力は、訓練すれば身につくのかもしれません。そういったまがい物のトリック的なものを巧みに使った詐欺師なのかもしれないと、考えることもありました。
ただ、その霊能者が言っていた神との契約や、その神様が私に憑いている悪いものを祓ってやるように言ったなどというお話、その他の細かい点も、今回霊能力について調べたときに、他の霊能者が話していることとなんの矛盾もなかったのです。
そのことから、霊能力は本物だった可能性があることを今のところ考えています。ただ、今でも心霊現象や霊感に関する私の根本の価値観は変わっていません。霊能力を信じるかどうかと、人として信頼できるかどうかは別の問題だと思っています。いくら霊能力について調べても、面白いと思っても、私は信頼のできない行動をする人は信じません。
私は除霊の際に何か感じることはありませんでしたが、その後数年間の間に顔つきも人間関係もどんどん変わり、「憑き物が取れた」ようになりました。今でも、素直に感謝こそできていませんが、何らかの形で私は浄化されたのではないか?あの出会いにも何が意味はあったのではないか?となんとなく思っています。
もし、あの場に本当に守護霊さんがいて、私にこの人の話は真剣に聞かなくてもいいよ。霊能力についてなんて興味を持つんじゃないよ。と言っていたとしたら、不思議でほっこりした話になるのですが。
真相は、永遠にわからないままです。もしかしたら、死んだらわかるかも。なんて思っているのが、それくらいの感覚が、ちょうどいいのかもしれません。

徹底的に調べたのち、私が行った対策と効果

またまた余談ですが、私は起きているときで日常の中でも、心霊的体験をしたことがあります。
昔、うちの実家には家族が8人住んでいたため、ひとりでについたテレビや人が居ないはずの時間の騒音などが頻繁にあっても、うやむやになった現象が多いのですが、確実におかしな体験もありました。
自室でデスクトップPCを使っていたころのこと。突然、部屋の電気と手元のライトだけが前触れもなく消えました。部屋のエアコンと、手元ライトと同じコンセントにつないでいたデスクトップPCは電源がついたままです。天上の電気と手元のライトだけというのは、電気の分野では説明がつかない、おかしな現象ではないでしょうか?

さらに、私のスマホはよくおかしなエラーを起こすことがありました。なぜか一人の人からのLINEだけが数時間遅れて届くとか、画面が妙な動きをするとか。
その中でも、説明がつかなかったのは、着信していないLINE通話の着信です。電話が鳴ったので出ようとすると、画面がガタついて出ることが出来ません。一旦アプリを閉じて開きなおすと、トークルームに着信の履歴はなく、相手に聞いても電話はしていないとのことでした。

何人もの人に、私と通話していると大事な話のときだけ電波が悪くなると言われたことがありますが、私の周りはいつも電波がおかしな様子を見せます。スマホも大体異常な早さで壊れますし、PCのキーボードが一時的におかしくなってランダムな文字を打ち始めてその後何もなく直るなど、不可解な現象は挙げればキリがありません。
私はなんらかの電波おかしい人間のようです。これも、いつか情報が増えたら検証してみたいものですね。

私にとって、不可解な現象は当たり前のように起こりえるものであり、怖がるものでも特別に心霊かどうかを検証する必要があるものでもありませんでした。
今でも、それは変わらないと思っています。

問題は、当時私が体験していた心霊現象がとにかく辛くて嫌なものだったことです。
私は散々調べた末に、いくつかの対策をしました。

医学的な対策

  • 血糖値スパイクを起こさないため、GI値や食べる順番に気を配り、睡眠やホルモンバランスなどにも気を配る。
  • 食後にコーヒーを飲んだり、眠くなってきた頃にブドウ糖タブレットを摂ったりして低血糖による眠りを防ぐ

→持病による自律神経失調があまりにも酷いため、低血糖状態に陥ることは防げず。ただ、頻度は低くなる。ちなみに、その後長らく考察を続けた体感としては、低血糖状態や異常な睡眠が減ったり増えたりしても、心霊現象の発生頻度とはほとんど関係がなかった。

心霊的な対策

  • 枕元に母の手作りのネックレスや、友人からもらったお守りをかけた上で、それがあるから大丈夫だと信じ込む
    →例の見えない男に対する効果は薄かったように思うが、心理的にとても助かった。べつに気にしなくてもいいやと思えた。精神的に抵抗力が高まった。
  • 生霊容疑者数人に、生霊は怖いからやめてくれるように頼んだ上で、妙な執着されないよう気を配る
    →これと心霊現象が減った時期は一致しているし、実は心霊現象が減った頃に、問題の特定の一人の男だと感じることがなくなり、昔からよくあったぼんやりとした心霊現象程度に戻った。これについては、もしかしたらその生霊が消えたとか力が薄れたとも考えられるし、私の思い込みが薄れたとも考えられる。
  • 部屋の中の鏡をすべて精査し、実は合わせ鏡になってしまっていた箇所を発見。反射するものや他の鏡と面することがないよう、配置を変える
    →実はこれはめちゃくちゃ効果があったのではないかと思っている。実は、鏡の位置を変えてから長いこと心霊現象がパタリとなくなった。何もなかった期間が長く、私のフランクな結論としては「なんだ、合わせ鏡のせいだったんだ~あはは」と思った。
  • 心霊系のものを調べまくるのをやめ、心霊から頭をそらす。仕事や趣味に没頭するようにする
    →これは関係がある気はしていたものの、好きなオカルト系YouTubeを興味本位や趣味程度に見ている分には問題がなかった。ところが、問題ないやーと感じて油断していた頃(現在)、この記事を書き始めたら久々の心霊現象に遭った。関心の程度には注意すべきかもしれない。

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