特にマルセイユ版などの伝統的なペイジは、両足が別の方向を向いて描かれていることが多く、ペイジはまだ未熟であるがゆえに未来に向かっていくかどうか悩んでいる状態だと見ることが出来ます。
また現代的なペイジにも共通して見られるのは、左右どちらともつかない姿勢です。
ハッキリとどちらかを向いていることは稀で、大抵はくねった姿勢や顔の向きと身体の向きが合っていない、右を向いているが姿勢は下向き、上向きで右向きだけど後ろに足を残しているなどの、やはり迷いが見られる姿勢となっています。
ペイジのリーディングにおいては、向きが象徴する意味自体よりもその姿勢が表す迷いや未熟さ、楽観的な幼稚さや夢みがちなところなど、感覚で受け取った方がイメージが湧きやすいでしょう。