大アルカナ

5.対立・不安定・成長・変化

4.安定性・構造・基盤・現実化

4は四角を形作る数字です。四角は、テーブル、紙、建物……などなど、最もよく目にする図形ではないでしょうか。辺や支柱が4つ揃うことで構造となり、扱いやすい面となり、支柱となって上に支えるものを安定させ、現実的に利用できる形となって完成します。...

3.創造性、誕生、別離、コミュニケーション

3は「第三の道」と言うように、どちらかしかなかった道に突破口を見出す数字です。2つの相反するもののどちらかだけを正しいとすることではなくバランスを取って中間を見つけ、さらに双方の利点や特徴を掛け合わせて、さらに素晴らしいものを創り出す、創造...

2.対極・バランス・結合・受容性

1から2が生まれたとき、世界は文字通り二分されます。2という数字は、世界をもっとも原始的に単純に判断するときの基礎となる数字であり、世界にありとあらゆる概念を生み出します。有無、正誤、白黒、右左、熱いか冷たいか、女性か男性か……概念というの...

1.スタート・統一と己・ポテンシャル

1の数字は、言うまでもなく、スタートの数字です。「千里の道も一歩から」と言いますが、無限の可能性が生まれるには1が不可欠であり、1はあらゆるポテンシャルを生む数字です。そして、1は無から有へと変わることの象徴です。0から1の変化は何もなかっ...

ⅩⅪ.すべてがここにあり、すべてが祝福される世界

愚者の旅の終わりに、到達するのはどんな試練でもなく、すべての完全性とすべての祝福の先にあるものです。世界のカードの4大エレメントとその中心にいる人物で象徴されるのは、この世のすべての存在とエネルギーとの融合であり、同一性です。次のサイクルへ...

ⅩⅩ.復活のチャンスを与えられ、次のサイクルへと向かうときの審判とは

祝福された太陽の子は、審判の日に復活と新たな始まりのチャンスを与えられます。望むなら過去のしがらみや苦痛を捨て、また人として魂の旅を続けることが出来るというチャンスでもあり、このときに神聖な啓示を得てまったく違う旅へと向かうことも出来るでし...

ⅩⅨ.生命の源でありすべての存在を育む中心、神聖な太陽

幻想の領域を抜け出した魂は、神聖な唯一の存在=ワンネスのことを思い出し、そこに還ろうとします。遥か昔から太陽は、神聖な力の象徴とされてきました。すべての魂は神聖の一部として現世に生まれ、神聖な存在と魂の過去については忘れてしまいますが、生き...

ⅩⅧ.幻想のなかに神聖な世界の真実を反映する月

愚者の旅は死後に魂が帰っていく場所のさらにその先へ、神聖な世界の真理へと近づこうとする渇望へと変わります。物質世界を超えた領域では、すべての真実は雲と影の向こうに隠され、無意識のさらに先の領域での幻想と夢のような世界に現れては消えていきます...

ⅩⅦ.世界の輝きの一部となり、癒しと平和をもたらす星

暗く醜い精神の闇である悪魔と、徹底的な塔の破壊を乗り越え、愚者の旅は輝く美しい世界へと到達します。世界のあらゆる美しさと輝きがそこにはあり、神聖の一部として受け入れられた魂は癒され、無償の愛と永久に輝く希望を知るのです。物質的な豊かさや成功...