Ⅱ 女教皇 The High Priestessの向き・姿勢・位置の解釈

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女教皇は正面向きまたはわずかに左向きで描かれることが多く、手に持った本や巻物は自分の側に向けて、内にこもった姿勢が見られます。姿勢正しく真っすぐ前を向く姿は、真面目さや誠実に向き合おうとする姿勢を表し、逆に動きが見られない脚には行動力のなさ、柔らかい姿勢には活力のなさが表れていると言えるでしょう。過去と未来の両方から流れはなく今は動かない人物であり、自分自身と向き合うことから受け取り、自分のなかに落とし込んでいるのです。また、このカードでは背景との位置関係も重要です。背景にある2本の柱とヴェールの前で、女教皇はその境界線を守るような形でこちらを見つめます。なんのヴェールの前に立っているのか?何を象徴した柱を守っているのか?想像力を働かせてみましょう。

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