愚者の旅はここで最初の成功を納め、現実的な地位に落ち着いて実力を使いこなせる段階になります。野望や夢のために行動する段階から、成功を知り現状を守る姿勢への変化です。
ここで、皇帝は自らの野望や勇気や能力をコントロールすることを学び、確信を持って自らが築き上げたものを支配します。
皇帝が象徴するのは現実的な物質的な世界での成功であり、完成です。権威にふさわしい態度を取り、責任を持ち、能力を使いこなして、周囲を導き世界のなかでの自分の立場を得るのです。
皇帝が象徴している成功は、幸福や人生に充実を感じることとは違い、物質的・客観的な成功であるというところに目を向けてみてください。
皇帝が持つ豊かさは、あなたを幸せにしていますか?皇帝の資質を、あなたはどのように使いこなし、自らのものとしますか?