Ⅴ.より高みへ、高次の精神と知恵を得るときに出会う教皇

この記事は約1分で読めます。

現実的な豊かさを得た皇帝での成功の後、より高い段階へと進むために教皇に教えを乞います。それは神聖な世界へと近づこうとする精神の試練でもあり、先人たちや目上の人から学ぼうとする姿勢や、自分にはまだ理解できないレベルの知恵を得ようとする試みでもあります。
人は自分自身の知見から抜け出し、己の世界を飛び出して高みへと広げていくことで真に成長していけるでしょう。教皇が象徴するのはそのとき伸ばした手を導く存在であり、素直に学ぼうとする人々が教皇の前にひざまずくのです。

教皇は天の知恵を受け取り地へと伝えていく存在ですが、タロットカードを理解する際は人物にばかり目を向けるのではなく、その世界と物語を理解することが大切です。このカードが現れたとき、どの視点から、どの立場から、その意味を受け取るのかが重要なポイントになります。

タイトルとURLをコピーしました