4.安定性・構造・基盤・現実化

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小アルカナ4 カップの4 ソードの4 コインの4 ワンドの4

4は四角を形作る数字です。四角は、テーブル、紙、建物……などなど、最もよく目にする図形ではないでしょうか。
辺や支柱が4つ揃うことで構造となり、扱いやすい面となり、支柱となって上に支えるものを安定させ、現実的に利用できる形となって完成します。

日本では死を連想することから不吉とも関わる数字ですが、タロットカードの数秘においては、不吉とは正反対の安全性や安定を示す数字です。

安定性・基盤・構造・必要性・完全性

四角が組み合わさるとき、2つの四角であっても、2つの四角であっても、作られるのは四角です。4本の支柱が4つの四角をつくり、4辺の四角い面を支え、さらにその組み合わせが建物を形創ります。

4が安定性となり、基盤となり、動かずに支え、必要なものを完成させるのです。

完成・明確化・現実性

1から2つに分かれ、新たに3が生まれた後、4になることで初めて完成します。起承転結をようやく結ぶことが出来るようになるように、一旦完成して成功したことを示す数字です。
そして、4は概念から現実への変化を象徴し、物質世界そのものの象徴でもあります。

不安定だったものが完成して明確な形となり、物事が現実化すること、具体的な形となることを4が象徴しているのです。

支配・管理・規則性・型にはまる恐れ

大アルカナのⅣ 皇帝が象徴するように、4は支配や統治にまつわる数字でもあります。

明確には意識されませんが、四角には真面目で堅実なイメージがありませんか?
均等に配置された4本の線がしっかり合わさることで出来上がる四角は、ルールを守り規則的に動き、全体を支配することを表します。

その反面、一度完成してしまった四角は動くことや変化することには向いていません。型にはまり、自分の安全な範疇から出られなくなり、倦怠する危険性もあるのです。

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