クイーンの向き・姿勢・位置の解釈

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タロット コートカード クイーン

クイーンは、すべてのスートで受容性を表しながらも、とても力のあるカードです。
ゆったりとした姿勢を取ってリラックスした状態で描かれることが多く、コートカードの中でも一貫性のある姿勢が特徴的なデッキが多いでしょう。
手足と身体の向きに違和感がなく、迷いなくゆるぎない姿勢は、すべてを受け容れて育てていくクイーンを表していると言えます。

クイーンはほとんどのデッキで正面を向いて、やや上下左右を向く程度に描かれていることが多いです。スートによって違いが見られるのは、エレメントや装飾、手の位置です。
コインのクイーンの手はリラックスして柔らかくコインを包み込むようにして描かれることが多いです。コインの象徴するもの=生活や物資を大切に手元に置き、温かく快適な環境を守っているように見えます。
ワンドのクイーンは、ワンドをしっかり能動性である右手に持ちながら、受動性である左手も何かを持っているなど、ワンドを持つ右手と対になるような形で描かれます。受動性から受け取り、能動性へと繋げていくバランスを保つ人物であり、ワンドの情熱やエネルギーを上手く流していく役割が伺えます。
ソードのクイーンは右手でしっかりとソードを掲げながら、左腕も持ち上げて上向きに描かれることが多いようです。ソードが象徴するものやそれ以外のものも、すべて昇華し高みへと導いていくための受容性の性質のように思えます。
カップのクイーンはカップを大切に、持っているとか掲げているというよりは、大切に受け入れ慈しむような姿勢で描かれます。今を見つめなおしているような視線で描かれることも多く、カップの象徴する情緒の世界と向き合う姿勢を教えてくれます。

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